今やほぼ常識、帰国枠を活用する富裕層のお受験対策

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帰国生入試は、一般の生徒よりも選択肢が多いというのは富裕層の間では常識だ。

約20年前、中学1年の冬に日本に帰国し近所の公立中学校に通い始めた主人は、高校受験の際に帰国子女枠で国際色豊かな大学付属の私立高校へ入学した。既に帰国して2年が経過しているものの帰国生向け入学試験で受験できるのだ。駐在員が増えているという背景もあり、帰国生入試を海外でも実施する学校も年々増えている。

帰国生入試といえども偏差値とは無縁ではないが、それ以上に独自基準が合否を左右する。海外での生活を通して得られた異文化を受け入れる能力やコミュニケーション力の高さなどを見るものとなっている。英語の勉強は日本でもできる。帰国子女に求められるのは、海外でどのような貴重な異文化体験をしてきたのか、現地の人とどのようなコミュニケーションをしてきたか、貴重な海外体験を日本に伝えていく役割を担っている。

受験の際には、海外で経験したさまざまなことを話し、書けるようにしておく準備が大切となる。それを日本語で伝えるだけの十分な表現力も重視されている。帰国生向けの試験に不合格だとしても一般試験のチャンスもあるため選択肢は多いのだ。

参照:NNA

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