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ニューヨークでファミリーオフィスサミットに参加してきました

久しぶりにニューヨークに行き、世界中のファミリーオフィスが集まり資産保全や資産運用の最新情報を交換するファミリーオフィスサミットに参加してきました。
ハイネットワースマガジンでも少し触れさせていただいております。
アメリカにおいては、国政を動かす力もあるファミリーオフィスが存在するくらいですので、その動向に注意することやネットワークすべきところはネットワークすることに改めて気づいたイベントでした。
このイベントで気づいたことが3つあります。

まずは、イベントディレクションについて。
私も8年間電通マンをやった経験がありますのでイベントの仕切りにはどうしても気が向いてしまうんですが、これはダメでしたね。
ダメでした、というよりも欧米的すぎると言った方がいいのかもしれません。
キーノートスピーチの後パネルディスカッションがテーマごとに延々と続きます。
が、どこからどこまでがどのパネルなのか、がとてもわかりにくい。
「自分で考えろよ」っていうことなんだと思いますが、それもわかるんですが、ちょっと配慮が足りなすぎるのかなと正直感じました。
逆に言えば欧米人中心の参加者で構成されるパネルならこの程度の仕切りでも問題ないんでしょうし、日本的なおもてなしを加えるだけで、ファミリーオフィスサミットを日本に誘致できるなあ、と感じてしまったくらいです。
このご時世ですが、セキィリティもそれほどきつくなかったんですよね……。
泣く子も黙るような大金持ちがニューヨークに集まっているのに、です。
うーん。

一方でテーマ設定には適格さを感じました。
ご存じの通り昨年から原油相場のボラティリティが高くなってきており主にはそこに焦点を絞ったパネルが多かったと思います。
大きくわけて2つの意見があり、ひとつは「何の迷いもなく手じまいして、他の商品に切り替える」、もうひとつが「ショートでいく=空売りを仕掛ける」。
資産運用方針の違いなんでしょうが……。
面白かったのは手じまい組の意見の中に、ポートフォリオにプライベートエクイティを多く配分する、という意見があったことです。
要するにベンチャー投資っていうことになるでしょうね。
特に大注目はヘルスケアインダストリーのようで、ここでも再生医療は注目されていました。
アメリカだったこともあるでしょうが、テクノロジー投資にも大きな興味があるファミリーオフィスが多いですね。
底力を感じます。

最後に、これは驚きだったんですが、アジアのマーケットというのはある意味全弱なんだということに気が付かされたこと。
商品やら株式やらは欧米中心に動いていることもあり、アジアとは常に時差があるんですね。
欧米の日中に意思決定されてやりとりされた後にアジアは後出しじゃんけんでついていくしかない。
基本的には損する構造になっているんですね。
金融ビジネスをやるんだったらアメリカにも事務所機能がないと大変なことになっちゃうな、そんなことにも改めて気が付かされました。

とはいうものの、発展的にファミリーオフィスサミット参加を総括すると、「これ日本でもできるな」です。
これが日本である一定の時期に実施できるようになると、日本への投資も呼び込めるはずだ、と強く確信した次第です。

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