【お肌資産管理 Vol.2】 適切な情報収集が、適切な肌をつくる
こんにちは、六本木ヒルズけやき坂・アオハルクリニックの小柳です。
先日、学会で、一時間ほどの講演の機会をいただきました。
「日本抗加齢医学会」の総会です。
今年は私の故郷・福岡での開催で、前夜には美味しい海の幸をたくさんいただきました。
それもあって、テンション高くがんばって参りました!
講演の内容は、日本で昨年認可された、ある治療薬についての報告でした。
そのお薬は、効果が出る可能性が高いかわりに、用法・用量を正しく守ることが絶対必要なものです。
個人輸入でも入手できますが、医師の指導なく勝手に用いると、かえってお肌などでトラブルになりかねません。
私のクリニックのお客様は「情報収集力」が高い方が多くいらっしゃいます。
「アメリカにこういう薬があると聞いたが?」とご質問をいただくことも少なくありません。
ただみなさま共通しているのは、独りよがりにならず「プロの意見や情報を聞きたい」とおっしゃること。
ネットの無料記事や口コミなどの情報を幅広くキャッチしておられるものの、それを決して鵜呑みになさっていませんね。
さらに「質問力」が高いお客様も多いのです。
たいへん僭越ながら、私をご信頼いただいているお客様こそ、手加減なく鋭いご質問を私にたくさんくださいます。
最近、厳しいお客様にはこれまた共通の「ご質問のフレームワーク」があることに気がつきました。
それは、「どう効くのか・なぜ効くのか・どう異なるのか・リスクは何か・コストはどうか」を漏らさず聞いてこられるということです。
列記すると当たり前に見えますね。
でも、Well-Agingで大切なことはシンプルなので、このご質問フレームワークで十分です。
Successful Businessでも同じでしょうか?
いちど、わたしが「患者」となって、ビジネスの「お医者さん」にご相談してみようかしら。
文:小栁 衣吏子
六本木ヒルズけやき坂「アオハルクリニック」院長。
職人かたぎの美容皮膚科医にして、美と健康の求道者。
日本皮膚科学会と日本抗加齢医学会の専門医。
順天堂大学医学部卒業。
福岡県出身。