10年単位で考えたいカンボジア進出
GDPでは1,500ドル程度とまだまだ東南アジア諸国の中では低いカンボジアだが、タイ国境、ベトナム国境、プノンペン、シアヌークビルには経済特区があり目覚ましい発展が期待されています。
プノンペンにあるEclipse Sky Barからの夜景
プノンペンには日本人学校も2015年4月に開校し、日本企業の進出にもハードルが下がってきているとみています。
嬉しいのは英語が通じることでしょう。
現地通貨よりも米ドル経済になっているのも合点がいきます。
日本からの進出を考えた場合にも、他国からの子会社設立を考えた場合でも、人件費、居住費の安さは東南アジア一の魅力があります。
金融機関も最大手のアクレダ銀行をはじめ数多いのもポイントのひとつ。
ソナトラマイクロファイナンス社
さらに面白いのはマイクロファイナンス銀行の存在です。
たとえば有名なソナトラマイクロファイナンス社は、カンボジア国立銀行から正式なライセンスを取得し、中小企業向けに主に不動産担保融資の少額案件で抜群の実績を誇っています。
日本からでも同社での資金運用が可能です。
「生活コストがとても安いこともあり長くカンボジアに住んでいます。
海外から高額商品や高額サービスを輸入するカンボジア国内で販売するビジネスもこれからどんどん出てくるでしょうね」とプノンペンで『Phnom Penh Press Neo』を発行する森隆弘氏。
シアヌークビル経済特区近辺では、多数のラグジュアリーリゾート開発が進んでいます。
アジアの奇跡はもう始まっているとみてもいいのではないでしょうか。