【クールジャパン総合研究所 Vol.4】「クールジャパン」という名前がもたらす最も大切なもの
コトの本質は中小企業の商品/サービスの海外展開支援だが……
数年前から本格的に使われるようになった「クールジャパン」という言葉。
日本通の外国人をリスト化してアンバサダーになってもらおう、世界遺産「和食」の発信基地を作ろう、など取組も活発化してきています。
当研究所が重要視しているのはクールジャパンの本質論で、それはすなわち中小企業の(意味合い的には地方企業の)海外進出支援に他なりません。
こういうのはネーミングの妙と言えます。
「キレ味抜群のビール」というよりも「スーパードライ」とネーミングしたほうがブランド化しやすい、というのと似ています。
「中小企業海外展開事業」よりも「クールジャパン事業」と名付けたほうが、要するにカッコイイし、「この事業に参加したくなる」のです。
日本政府が進めるクールジャパン事業から学ぶ最も大切なもの、それは、特にクールジャパンを標榜する地方企業が、自社の商品なりサービスを「海外販売向けにネーミング」し、海外顧客に「カッコイイ」と思わせること、まさにそこにあるのだと思います。
その認識が広まるだけでもこの事業には価値があります。