ロンドン

Nomadの後押しで資本金のみでまずは株式公開! ロンドンAIM市場のユニークな上場システム

クロスボーダーIPOの時代に検討価値の高いロンドンAIM市場への株式公開

London Stock Exchange

ロンドンストックエクスチェンジのAIM市場(Alternative Investment Market)をご存じの方は多いと思います。
しかしヨーロッパの株式市場の中でもAIM市場が独特なポジションを築いていることを知っている方はあまり多くないかもしれません。
特に日本の株式市場と決定的に異なる点は、「上場してからセカンダリーで資金調達をする会社が多い」という点です。

 

日本の新興市場とは役割そのものが違う

日本の新興市場の場合、通常スタートアップ企業にベンチャーキャピタルなどが出資、その後株式公開が行われ同時に資金調達をする、つまり、上場時に大きな資金調達をするのが一般です。
ある意味ではベンチャーキャピタルの出口戦略としての要素が大きいと言えます。

しかしロンドンAIM市場においては、1,000万USドル前後の資本金があれば、6カ月程度の審査でまずは株式公開をすることが可能となっています。
その後の資金調達が目的の上場でも全く問題ないということです。

 

Nomad(指定アドバイザー)に育ててもらうシステム

もちろん資本金があれば単純に上場できるということではありません。
重要なことはNomadと呼ばれる指定アドバイザー(証券会社が多い)を味方につけることです。

ロンドンAIM市場には上場のための明確な数値基準が設定されていないため、このNomadが上場後の業績向上にYESというか否かが大きなカギを握るのです。
というのも、上場後の監査などもこのNomadが担当することになっているからです。

 

狙うはグローバルマーケット

日本企業の場合、特に注目されるのが、日本独特の文化から生まれたコンテンツ、たとえばアニメやマンガなどをグローバル展開するというようなストーリーはNomadから高い評価を得るに違いないでしょう。

当社ではイギリス系企業とのネットワークを活かしてロンドンAIM市場への株式公開コンシェルジュサービスを開始し、既に現在、緊急医療輸送に特化した会社のサポートを行っています。

グローバルマーケティングの第一歩はグローバルに直接資金調達手段を確保すること、という意味では、選択肢のひとつとして知っておいていただきたいサービスのひとつです。