【地域活性化総合研究所 Vol.1】ホンモノの“日本”が息づく古都、「奈良」

世界が注目する日本の古都

2014年12月にカンヌで開かれたインターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット。
日本からは奈良県が参加し、文化や食など余すことなく奈良の魅力をPRしていました。
そこで、今回の地域活性化総合研究所では「奈良」をピックアップ。
中でも、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、食が特徴的な2つの旅亭をフィーチャーします。

歴史ある信貴山を背に穏やかな時間と旬の料理を堪能

十三屋のオススメは何と言っても海や山の旬の素材をふんだんに使った創作懐石。
料理人に代々受け継がれてきた伝統の技で作られる料理は、どれも美しい芸術作品のようです。

食材は産地直送、地産地消にこだわり、料理長がひとつひとつ厳しくチェックしたもののみを使用。
フランス料理のフルコースのように一献の流れを意識したメニューは、ひとつの物語のようです。

江戸時代から佇む古都の宿で贅沢な食と優雅な時間を

むさし野の特徴は、大和独特の郷土料理。
古くから文人墨客に愛されているのは、妥協は一切許さない日本料理に対する姿勢ゆえでしょう。

季節の美しい素材だけでなく、奈良の珍しい素材も使った料理は、舌だけでなく目でも味わえます。
そんな料理人の「こころ」が伝わってくるメニューは「質」にこだわった凛とした献立。
日本酒発祥の地、奈良の地酒にもよく合います。

奈良を訪れるなら、この2つは間違いなく利用して損はないオススメの旅亭です。