栃木の食、シンガポールへ – Oishii Japanレポート
地域活性化のエースカードはアジアアウトバウンドにあり
東南アジア最大の日本食の祭典「Oishii Japan」。
今年も3日間にわたり実施されました。
民間企業の連合体の参加も目立つ中、各自治体が中心となって、地域物産品を売り込む姿も目立ちました。
特に私の出身県でもある栃木県は、今年本格的に「Oishii Japan」に参加。
日本酒や地ビール、和牛などの物産品を直接会場に持ち込み、3日間にわたり精力的に宣伝をおこないました。
本気度が一層際立ってみえるのは、なんといっても福田栃木県知事が参加したことでしょう。
知事自ら先頭にたって各種サンプリング、商談などを行っている様子は、出展者を多分に勇気づけたことと思います。
出展者有志で行った夜の決起集会でも勢いのいい挨拶をしてくれました。
売りこむ商品が何であれ、トップが精力的に動くのは、対アジア諸国アウトバウンド事業の更なる本格化を物語っていると言えます。
ドメスティックビジネスの行く先を懸念するよりもマーケットを求めて率先して開拓者となる。
考えてみれば当たり前の話を、当たり前にできていない自治体も数多いのではないでしょうか。
だが、かなりの数の顧客やバイヤーがこぞってジャパンブランドの購入、調査に東奔西走している姿を会場でみるにつけ、「やはりメイドインジャパン。信頼揺るがず」。と強く感じたものでした。
地域活性化のエースカードは、アジアアウトバウンドにあり。
日本の自治体の諸外国マーケットエントリーも当社がウォッチしていくテーマのひとつです。
特に拡大し続けるアジアマーケットへの参入は、自治体としては待ったなしの状況となっているでしょう。
このマーケットを見逃すことは、そのままシュリンクモデルを意味することになります。
そんな時代はもう始まった未来と言ってよいでしょう。