富裕層に人気の「藤高タオル」がオンラインでの工場見学と新製品発表会を同日開催
今治を代表するタオルの老舗企業、株式会社藤高は、バスルーム・ラインナップ「CONCORDIA(コンコルディア)」とタオルケット2種「ワッフルケット」「テディケット」を8月27日から銀座店とブランドサイトにて発売することを発表した。コロナ禍にあり、新商品発表会と同時に今治の本社の工場見学も同日にオンラインで行われた。
バスルーム・ラインナップ「CONCORDIA(コンコルディア)」は一見、単色に見えるが、何色もの細い糸を組み合わせて織っており、バス・フェイス・ウォッシュタオルは、4色に染め分けた細い糸を贅沢に使い、色に上質な深みを持たせた贅沢な一枚だ。一方でバスマットは、タオルと同じ細さの糸を3本撚り合わせることで糸に太さを出して織り上げており、踏み心地にもこだわっている。
同色でありながらタオルと異なる3色に染色し撚り合わせるなど、緻密な工夫が細部まで感じられる。
軽さを究めた「ワッフルケット」は素材の糸から見直し、目に見えないストロー様の穴をあけた「中空糸」を使うことで、1枚の重さは800gと、同様のタオルケットより3割近く軽量化することに成功した。
ふんわり軽くやわらかな「テディケット」は、超長綿であるアメリカ製ピマ綿を使い、通常の1.5倍の長さのパイルをボリュームたっぷりに織り上げることで、ネーミング通りぬいぐるみに抱きしめられるようなふんわりとした肌触りを実現した。
「コロナ禍にあり、2020年4月以降は今治での工場見学ができなくなったが、今後もオンラインでの商談や会社説明も行っていきたい」と藤高亮社長。オンラインの工場見学では、手仕事で仕上げていく技術力の高さはもちろん、製品に携わる方々の誠実で実直な姿勢というのが画面を通しても伝わってくる。製品の品質やデザインはもちろんのこと、その製品に携わっている“人”というのも藤高タオルの魅力であろう。
藤高タオル
今治を代表するタオルの老舗。技術の藤高として、タオルの品質向上を追求し続けてきた、国内生産売上No.1 タオルメーカーで大正8 年創立で2019年に創業100年を迎えた。タオルの名産地、今治に現存するタオルメーカーで最も歴史あるメーカーで、その強みは糸染めから仕上げまで自社で一貫生産できること。様々な技術革新で今治におけるタオルの品質向上を支えてきている。水に恵まれ、明治時代からタオルを製造してきた名産地:今治の地に於いて、藤高タオルはそ織機保有数、整経機保有数ともにNo.1。2017年には最新式濾過装置を導入。新技術で第4 回ものづくり日本大賞受賞。いっそう安心・安全・高品質なタオルづくりを目指している。
10inc アートディレクター柿木原政広氏
1970年広島県生まれ。ドラフトを経て、株式会社10(テン)を設立。2003年JAGDA新人賞を受賞。’07年東京ADC賞受賞、’11年ONE SHOW PENCIL賞、NY ADC賞Silver、東京ADC賞受賞。’12年GOOD DESIGN賞受賞。主な仕事に、singingAEON、R.O.U、角川武蔵野ミュージアム、静岡市美術館、NEWoMan YOKOHAMA、信毎メディアガーデンのCIとサイン計画、また、美術館のポスターを多く手がける。