「米国保険会社のアニュイティー(終身年金)の活用を考える」
従来、上手な投資とは、株、債券、銀行預金、保険、といった運用商品間のバランスを最適化するというのが金融界の常識だったが、約10年前のリーマンショックの際、保有していた株や債券が軒並み大幅に下落し、預金金利もほぼゼロのなか、保有している金融資産からの収入が大幅に低下するという事態が起こったことをきっかけに。米国で根付いてきた安定的な投資方法がある。
アニュイティーと呼ばれるその商品は、保有金融資産の中に、月々の収入が安定する保険会社の終身年金を適度に組み込むことで、市況の悪化に伴う収入減リスクをヘッジする考え方を持つ投資家には広く受け入れられ始めている。
もちろん米国の商品なので購入などにはいくつかの条件をクリアせねばならないが、今回のコロナ禍においても安全資産の確保は至上命題になりつつあり、ハイネットワースオンラインとしても今後ウォッチしていきたい商品スキームのひとつだ。