知っておくだけでも損はない「偶発転換社債」
アセットマネジメントなどを投信商品として販売
「Convertible Contingent Bonds」略してCoCo債と呼ばれる社債の一種のことです。
特に名だたる欧米の銀行が発行していることで注目が集まっています。
日本でも日興アセットマネジメントなどが投信商品として販売しています。
欧米銀行の発行が多い理由のひとつが、バーゼル3でさらに厳しくなった銀行の自己資本比率です。
日本の銀行が増資で乗り切ることが現時点ではできていないようですが、欧米銀行の場合株主からの訴訟リスクに日本より敏感であるために「限りなく株に近い、けれども、債券です」というCoCo債が誕生しました。
以前インベストメントバンクが販売していた仕組み債などとは決定的に違う性質のものがあるがゆえに、リスクとリターンのバランス重視派は選択肢の一つとして検討するに値する投資商品です。