スリランカで外国人が富裕層になった話
東にインド、西に少し距離をおいてシンガポールという地理的優位性が高いスリランカ。
旅行産業はスリランカの旗印になってはいるものの、外国人が居住して富裕層化した例がある。
スリランカは昔から香辛料栽培で名高い国だ。
土地が香辛料栽培に適しているということなのだろう。
香辛料栽培を手掛けるために最初に必要なこと、それはとりもなおさず広大な不動産を入手することだ。
特にシナモン栽培は魅力的で、輸出産業としては堅い商売となっている。
さて、私の知人は、このシナモン栽培で財を成したが、その他の体験型ビジネスを開発したのでそれをご紹介しておこう。
ある日友人が畑を訪問し、シナモンが売るほど作ることができる畑に魅了され彼の自宅に2週間も宿泊したのだそう。
「こんな経験はなかなかできるものじゃないよ」という一言で、畑にブティックホテルを作り欧米の旅行会社経由で「シナモン栽培体験ラグジュアリースリランカ」という商品として売り出した。
これがあたりにあたり、極端な追加コストなく、彼は農業と旅行を産業としてうまく結びつけてあらに財を成した。
スリランカ版ランドバンキングといってもいいだろう。
ただの荒れ地だった最初の土地の値段からすでに100倍程度の値段で売却可能なのだそうだ。
シンガポールやインドの富裕層からの投資マネーを呼び込んで、スリランカで農業+旅行のビジネスモデルを確立する、これもオツなものだと思う。