Are you MBS or MBA? 自分らしく強く自由に生きる女性のための本、執筆進行中。
シンガポールで暮らす日本人女性の感じたことや思いをストレートに綴った文章
海外で仕事をするため、あるいは外国人男性と結婚をして、海外に移住する日本人女性は今では珍しくなくなった。
今回の主人公、日未来来氏もその一人だ。
日本で結婚し、夫の仕事の関係でシンガポールへ。
右も左も分からないまま降り立った異国の地に、不安と期待がないまぜになった感情を抱いたに違いない。
その彼女が書いた文章がある。
シンガポールでの日々を過ごす中で感じたことや思いがストレートに表現され、とても興味深いものだ。
彼女自身もビジネスをしており、プライベートとビジネス両方の側面で、生の言葉が綴られている。
日本の常識と海外の常識の間でビジネスをする難しさ
日本とシンガポールは当然ながら文化や法律、常識が異なり、それはビジネスにおいても例外ではない。
彼女は、夫の仕事であるコンサルタント業務の主軸である不動産に関して主に顧客対応を行っているが、たとえば契約の違いもそのひとつだ。
不動産を売却する場合、日本では所有権が移動した日(登記日)が契約における基準日になるが、シンガポールでは売却した年の1月1日が基準日になる。
また、所有期間が5年を超えるかどうかによって税金が異なるため、トラブルにつながるケースがあるそうだ。
もちろん、シンガポールで生まれ育った方なら分かり切ったことなのだろうが、それを日本人などに説明するとなると、当たり前のこととして話してもなかなか理解されない。
トラブルに発展するのは、往々にしてこういう些細な認識の差によるところが多い。
こんな時彼女は、相手の主張にじっくり耳を傾けた上で、懇切丁寧に説明をしていく。
逆にこのことで相手から信頼されることが多い。
仕事の内容は違えど、海外でビジネスに携わっている方なら、日本では感じることのないこのような難しさを一度は感じたことがあるはずだ。
「強く自由な女性」を意味するMBS
シンガポールで「MBS」というと、一般にマリーナ・ベイ・サンズのことを指すが、もうひとつの意味もある。
「Married but Single」。
結婚をしているからといって、夫に依存するのではなく、ひとりの女性として自立した生活をするという考え方だ。
シンガポールで生活している女性たちは、日本人もシンガポーリアンも、自由に仕事をし、自由に遊び、そして常に筋が通っている。
MBSとは「強く自由な女性」を表した言葉なのだ。
だから彼女たちは、一様に働く場所も息抜きの場所も限られた日本には帰りたくないと言う。
実際に海外で暮らしている女性だけではない。
自立して自分自身の生き方を探ろうとしている女性にも、共感する部分が多いはずだ。
先に挙げた例以外にも、彼女の文章の中には海外に住む日本人女性、海外で働く日本人女性が共感するであろう言葉が至る所に散りばめられている。
例えば、彼女はMBSのみならずMBAという造語も生み出している。
もちろんMaster of Business Administrationではない。
「Married But Available」、意味深い言葉だ。
自立した女性にこそ読んでいただきたい文章として執筆中。
乞うご期待!
日未 来来
会社を立ち上げ、日本に夫を残し子供と共に来星して数年の4…歳。
本業のクライアントは、リンガポーリアン富裕層。
シンガポールで自由に活躍している女性達と過ごす時間がパワーの源。
もちろん、スパ通いもエクササイズも、日々のルーティン、なMBS。