【お肌資産管理 Vol.3】　経営もお肌もターンオーバーが大切！

お肌の細胞を若返らせる治療法として「ケミカルピーリング」や「フラクショナルレーザー」が有名です。
古いお肌を「絶滅」させ、ターンオーバー（生まれ変わり）を促進するのです。

ピュリッツアー賞を受賞した話題の本『6度目の大絶滅（Ｅ.コルバート著）』を読み、とても興奮しました。
勢い余って上野の国立科学博物館にも勉強に行きました。

生命誕生は35～40億年前。
10数億年前に「動物」ができ、脊椎・眼・顎を獲得していく。
そして4億5千年前、まだ大半の動物が水中にいた頃に第1の大絶滅が起き、85％の種が消えます。
しかしサバイバルした15％の動物種は進化を加速させる。
大絶滅とターンオーバー加速が繰り返され、最後は数千年前の白亜紀末、5回目の大絶滅で恐竜がいなくなり、霊長類をはじめ哺乳類が繁栄、現代に至る……。

当クリニックにも経営者層のお客様（男女とも）が見えます。
事業や経営のターンオーバーについてお話を聞かせていただくことも多いですが、次なる進化の前の因習絶滅には、みなさま手を焼いておられるようですね。

そうそう、さっきの本は「われわれ現人類が『第6の大絶滅期』を起こしている」と示唆しています。
人間の文明も「Well Aging」を考えないといけませんね！

文：小栁 衣吏子

六本木ヒルズけやき坂「アオハルクリニック」院長。
職人かたぎの美容皮膚科医にして、美と健康の求道者。
日本皮膚科学会と日本抗加齢医学会の専門医。
順天堂大学医学部卒業。
福岡県出身。