EB5を活用して賢く本場アメリカでリベラルアーツを学ぶ方法
幅広い知識・教養とアイデンティティの形成が真のリベラルアーツ
グローバル化により国際的な人材が求められるようになったことで、日本でもリベラルアーツを取り入れる大学が増えてきている。
ここで言う国際的な人材とは、単に英語でコミュニケーションが取れるというだけでなく、国際社会の中で日本人としてのアイデンティティを持って活躍できることを意味している。
日本では、リベラルアーツは「一般教養」と訳されることが多いが、数多くのリベラルアーツカレッジがあるアメリカと比較すると、必ずしも中身が同じとは限らない。
理由は主に日米における大学教育の違いにある。
日本では通常入学する時点で学部が選択されているが、アメリカでは2年~4年を費やして日本の学部にあたる専攻を決めるケースが多い。
それまでに学ぶのがリベラルアーツになるのだが、アメリカでは専攻を決めるために幅広い知識を学ぶ。
また、多くのリベラルアーツカレッジには様々な国から留学生が集まり、彼らと生活を共にする中でアメリカ人、イギリス人、中国人など、自分の国の人間であるというアイデンティティが形成されていく。
しかし日本では初めから学部が決まっているため、単に幅広い知識を学ぶだけの一般教養に落ち着いてしまっているケースが少なくない。
また、日本の場合は留学生の数がアメリカに比べて圧倒的に少ないため、いわゆるインターナショナルコミュニティが形成されにくく、結果として日本人であるというアイデンティティが形成されにくい。
つまり、ほとんどが日本人学生のコミュニティでは、そもそも「What makes you Japanese?」などの質問をされることがないのである。
投資によって永住権が取得可能な「EB5」
自分の子供を真の国際人に育てたいと考えたときに、アメリカのリベラルアーツカレッジへの留学は理にかなった選択だと言える。
もちろん一般的な留学でも問題ないが、その際にオススメしたいのが「EB5」だ。
EB5とは、投資によってアメリカの永住権(グリーンカード)取得が可能なプログラムのことで、規定の投資をおこなうことにより永住権が取得できる。
通常はアメリカ国内の新規企業か再建企業に100万USD以上の投資をし、さらに2年以内に10名のアメリカ人従業員を直接的に雇用する必要がある。
EB5には様々なメリットがあるが、そのひとつが教育だ。具体的には下記の2つ。
1:留学する大学がある地域の市民と同様の授業料が適用されるため、一般的な留学生と比べて授業料が安くなる
2:公立大学の場合、アメリカ国民と同様の授業料が適用されるため、一般的な留学生の授業料の1/4になる
EB5では、投資をした本人だけでなく、配偶者と21歳未満の子供にも永住権が取得できるため、このようなメリットが享受できるのだ。